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「木練柿」

2012/06/02
この場所に全然関係ないといえばない?のだが。
黙っていられないので、書く!(笑)


いや、私、若干活字中毒人間なのですが。


今日読み終わった本。
あさのあつこ氏の時代小説

弥勒シリーズ3作目

「木練柿」


読みながら、主人公の一人、遠野屋清之介を山本さんでイメージしている自分に気がついた。

過去は武士。
浪人を経て現在は小間物屋を営む店の主。


物語の最後。
「おこまと共に刀を握らぬまま、生き抜いてみせます」

大きな、ある山を越えたあとの一場面の言葉。
「おこま」とはまだ乳飲み子の遠野屋の一人娘(血はつながらない)
性格がひねくれてねじ曲がってどうしようもないもうひとりの主役の同心に
弱点が出来てしまったことを怖くはないのか、と問われたあとのひとこと。


普段、こういう読み方は一切しないのだけれど。
居眠り磐音シリーズですら、逃避行以降はあまり山本磐音にイメージを重ねたことは無かったのだけれど、


なんだか今回のこの1冊は。


映像にするなら耕史さんがいいなあ。。と、無闇矢鱈とに思った一冊だった。
(ってべつに映像になるとかいう話があるわけではない。勝手な脳内変換のお話)


過去が少しずつ明らかになる遠野屋。
ほっとしたのも束の間、辛い現実をすべて其の身に引き受けて生きている商人。


「お覚悟を、清弥様・・・」


彼に今後、ほんのすこしでも暖かな安らぎがおとづれることを祈りつつ・・・。
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