09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

ナレーションというお仕事。

2009/10/19
「NHK毎日モーツアルト」
NHK出版。

今、NHKBShで再放送されている「毎日モーツアルト」
その本を先日手に入れました。
ほんとは新品の、耕史さんオビ付きがほしかったけど。。
古本です。

んでも。
きれいな本で外見満足(笑)
そして、中身はもっと大満足でした♪

えっと。
この本の最初に、耕史さんもメッセージを寄せているんですけど。
それを読んで、妙に納得したことがありました。。

ナレーションのお仕事。
4月から「スポーツ大陸」の再放送や、8月の長崎原爆のナレーションを聴いてきました。
そこで私が感じて、すごくいいな、と思ったこと。
そのままが、この「毎日モーツアルト」の本の中で耕史さんの声を入れるときの意識?として話されていました。

「自分の声が主張しすぎず、音楽と映像の間で邪魔にならないように心がけています。
声が浮遊しているようなイメージかな。」 
  ・・・・本文より抜粋

ものすごく、よく判るのです。
今、毎日の楽しみであるこの番組。
それを聴くときに思うこと。

バックに流れる曲にも、物語るときの映像にも、そしてその日の一曲にも、
どこにも邪魔にならず、かといって決して薄い印象ではなく、確実に言葉が画面のこちら側に伝わってくる。
それは、アナウンサーさんの「きっちり情報を伝える」という物でもなく、
何と表現すればいいんだろう。
そこに人が居て聴き手を観ながら案内してくれる・・・・・?

そんな声のトーン。



これはこの夏、長崎の原爆のドキュメンタリーの時にも感じたのですが。

長くなちゃったから以下折りたたみ・・・
お時間あればお付合いくださいませ(汗
主役はあくまで素人の、つらい経験をしてきた高齢の方達。
その方達の気持ち、時にはその人自身が語る言葉。

その合間合間に、かなりな量の「山本耕史」のナレーションが入るのだけれど。

決して、邪魔にならない。
主役の人たちの言葉が浮き出るように、プロの声が包み込む・・といったら言い過ぎかなあ。
下からきちんと支えている・・・、かな。
うん。そんな雰囲気があるのです。

素人の人って訓練してもいないし技術もないから、時に聞き取りにくい言い回しや滑舌だったりするけれど、それを決して妨げずに、きちんと支える。
主役はあくまでもその画面に映る人たちだから。

この声のトーンを聞いたとき。すごいな、って思ったんです。
こういうナレーションって、簡単にできるものじゃないんじゃないかと。。

同時期に放映された戦争を題材にした某ドラマ。
ドキュメンタリーといっしょにドラマも進む、というその作品で、
ドキュメント側のナレーションをされた某有名俳優さんの、
その声のトーンが、場に馴染まない自分を主張する声で少々がっかりした後だった、、、っていうのもあったのか。。
(決して私が苦手な方ではなく、声優として主役もこなしたことのある人(その役、大好きだったんだよなぁ)なんですけど・・。加えてドラマは本当に涙・・・・・・したんですけれど・・・・・)

ドラマのナレーションではない、こういうドキュメンタリーのナレーションは本当に難しいものなんだな、と、ふっと思った、そのことを、山本耕史って人はこなしてしまってた。

それは、もしかして。
この「毎日モーツアルト」で培ったことでもあったのかもしれませんね。
ここではっきりと、自分の位置を理解してそれをきっちりと表現している。
それって、とてもすごい意識と挑戦であり、とても貴重な経験であったんじゃないだろうか・・・



この本を手にとって、そんなことをつらつらと思ってしまいました。

私、声ってすごくこだわります。
それはもう、遡れば高校時代まで・・・(あら、ほんの数年まえ~~~/マテ!!!爆)
だから、極端な話。
山本耕史の声に惚れた~っていうのも、ものすごく大きな一票なんだけど。

この人。
ナレーションはこんなに控えめで、支える側の声を出すのに、
舞台ではあんなすごくよく通る声なんだよね。

そういえば、唯一(?)声優役のポケモン映画。
あれレンタルしてこなくちゃなあ。

声。声。声。。

ここまで声に惚れるのは生涯で2番目~!よ。耕史さん。
(ごめんね。一番目は吉岡秀隆さんなんですのよ。あはははは~♪)

アルビンが、ものすごく貴重なんじゃないか?
そう思ったら、絶対行かねば!になりつつあります。。
スポンサーサイト
22:40 山本耕史*TV・ラジオ | コメント(4) | トラックバック(0)
コメント
ありがとうございます
ゆきゆきさん、こんばんは。
ゆきゆきさんが、この間おっしゃっていた本のお話とはこのことだったのですね・・・

「自分の声が主張しすぎず・・・」という耕史さんの言葉、本当にそうですね。耕史さんのナレーションを聞けば、それがよく判りますね。
私もある俳優さんのナレーションで違和感を感じたことがあって、やはりその方のナレーションはどこか主張するところのあるものだったと思いました。

私も長崎の「あの日 僕らの夢が消えた」のナレーションも聴きました。

耕史さんはいつもその時の自分の役割がどういうものなのか、きちんと考えている方なんですね。ナレーションでは自分が主役を支える役ということをきちんとわかっている。(ゆきゆきさんのおっしゃるように)すごいことですね。

耕史さんは声の仕事のプロというわけではないのに、どうやってそういうことを学んだのだろう、と思ってしまいます。

若くて主役を演じるような役者さんなら、いつも自分を出したいと思ったとしても仕方ないかもしれない。でも耕史さんはちがうんですね。

耕史さんの声はとても胸に響く声で、胸にふるえるように響く声で温かみもあって、声だけでも素晴らしいのに、耕史さんのそういう姿勢がまた、ナレーションをすごく質の高いものにしていると思います。

以前TVでのインタビューでも毎日モーツァルトの仕事にもすごく一生懸命に取り組んでいることが伝わってきたのを覚えています。声の仕事ひとつでも、プロとしてきちんとする、という姿勢が、さらに耕史さんの力を高めているのだと思います。

ナレーションとはちがいますが、耕史さんの詩の朗読で、だんだん感情が高まるところがあって、こちらも一緒に感情が高まってくるのですが、耕史さんの場合、それがちょうどいいところで、行き過ぎないというのか、その抑え方が絶妙だと思うのです。そこが品のあるところだと思います。行き過ぎると自分に酔ってしまう感じになることも・・・、決してそこまでいかないんです。別の話題で似たようなことを言われたことがあるけれど声の仕事に関してもそうだと思うのです。

ゆきゆきさんのお話を読んで、感動してしまい、つい長くなってしまいました。

それと、ゆきゆきさんの「ナレーションというお仕事。」に気づかず、別のコメントを書いてから気づきました。ごめんなさいね

私も「毎日モーツァルト」の本を、手に入れることができればいいな、と思っています。

ゆきゆきさん、とてもいいお話を、ありがとうございました。(^^♪
No title
ゆきゆきさんこんばんわ
山本さんのナレーションは
本当に良いものですよね
NHKで放送されていた長崎の原爆での
ナレーションは特に
落ち着いた感じで話してたのが
印象でした
山本さんの声ってなぜか心をふんわりと
させるところがあったり、
温かみがあったりで私は
そうゆうのが好きですね。
マフィンさん~
声のお話になると、ついつい長くなっちゃって・・・
だらだら長文なのに、読んでくださってありがとうございます・・・(^^;

>長崎

このナレーション、積み重ねた最高のような気がするんです。
アナウンサーさんならば、一般の人の声のトーンにも映像にもなれているでしょうけれど、単発でお仕事をする俳優さんだから。
なんか、全然邪魔にならないその声に初めて観たとき驚いたのでした。

そこに「毎モ」。
なるほどなあ・・・・とほんとに感心してしまいました。

仕事にいつでも真剣なんですね。
そして多分、毎回その「役」を生きようっていう考え方が、
こういう声のお仕事でも生きているのかもしれない。

もう長いファン暦の方々はわかりきっていらっしゃるのだろうけれど・・
なんだか、ものすごーくその考え方がうれしくて、ついつい長文になりました・・・。

耕史さんの声。
この本でもおっしゃってるけれど、「倍音」というちょっといろんな音程の混ざった声の持ち主なんですね。耕史さん。
それはとても聞く人をほっとさせる温かい声なんだそうで・・・(って自分で言ってるし~/笑)
その通りだからもう何にもいえない~~!
そこにこの姿勢だから、もう、ナニヲカイワンヤ?
幸せですね~私たち!(笑)

「毎モ」
ネットで本って買われます?
ア○ゾンで検索すると古本屋さんが出店してたりして手に入るかも。
(少し前には在庫ありました~)
以前、私は「組!!」をアマ○ンの古本で購入したけれど状態も良くて扱いも丁寧でしたから、、
古本で良ければ手に入るかも・・・です。
新刊本が一番いいんですけどねぇ。。。再販はしてないみたいだから・・・・
(再放送記念でNHKさん再販してくれたらいいのになー。もちろん耕史さんの帯つきで~/w)
ruka339さん~
こんばんは♪

もうきっと、耕史さんファン暦長い人たちは判ってることだよな~
って思いつつ・・・
だらだら長いだけの文章を読ませてしまってごめんなさい~(^^;)

以前から不思議な声だなあ、とは思っていて、
その時々で様々な「色」を出すその声がほんっとに好きで。
そこに、こんなことを考えながら声のお仕事をしてるんだー
って思ったら感動してしまいました・・・

ゆらぎ、っていうのか、一音一音に不思議な幅があって、
(多分それが「倍音」っていうのかとは思いますが)
それがとても温かくやさしく心に響くんですね。
時には刺さるような鋭さも秘めて。
これから先、どんな「色」を見せてくれるのかな~ととても楽しみです!

管理者のみに表示