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髑髏城の七人・花 5回目

2017/06/08


6月4日(日) 14:00開演
Dブロック 下手 ひと桁列


上の子と二人での観劇
今日が私の楽日でした。
今までで一番良席で、人垣のストレスは普通の劇場と同じ感じ。つまりほぼ、感じずに足元まで見通せて。
若干見切れる部分もありましたけどほとんど影響はなく。
初めて観た娘はもう隣で反応がストレート!
笑うし怖がるしとにかくとても楽しんで見ていることが伝わってくる、そんな観劇になりました。
見終わったあとの彼女は、「とにかく楽しかった面白かった」を連発。
そして「生の殺陣が見られたーかっこいいーかっこいいーかっこいいー」
「小栗旬もかっこいーたのしー」
「沙霧役の人はだれ?どんなひと?スゲースゲーなんか一番印象に残ったかも。声も好き」
語彙力なし…(-.-;)
でも普段あんまり感情表現をしないヒトなので、これはかなり珍しく、ほんとに楽しかったんだな、とわかる母でした(嬉)

さて。
とりあえず花髑髏城ロス発症中のこの状態で
蘭兵衛さんに関して思い出したことのみ書いてみます。


今回は最後だからとにかく観たいポイントは事前に思い浮かべておきました。
基本は蘭兵衛さんをとにかく中心に。
でも他の方々もきっちり観たいんだけど、ね。
はっきりいって、目が2つじゃ足りません

蘭兵衛さん。
殺陣で哀しくなったのは初めてです。悲しくも怖くも何度もなったんですが。
悲しいんじゃなくて「哀しい」、の。違いはあるのか?と言われたら説明できない心の奥底と感覚なのですが。
それは。
彼岸花のなかでの立ち合いのとき。
縁切り笛の仕込み刀で戦ったあと。
すっと横一線に掲げた刀を止めて、そしてさりげなく返すんですね。
記憶が曖昧なんだけれど、髑髏城の迎えがきて、「安くはないぞ天魔王!」の、とき?あと?
刀を納める前に言葉を紡ぎながら背を向けてさりげなく。

そのほんの一手の動きが、ですね。
一世一代の大商い。
そういうこと、なのかな。

返す刀のたったその一瞬で堪らなく切なくなって
いっちゃダメだ
捨之介を待ってなきゃダメだ
らんべさん。いっちゃダメだよ

祈ってました。届かないとわかってるけどその先を知っているけど祈らずにいられなくて、もうたまんなくなりました。
振り返らない背中にひたすら。
祈るしか、ないん、だ。
報われることは一切、、とことんないのに。

幕間はその返す刀と背中だけが頭の中に在りました。

後半。
驚いたのは、蘭兵衛さんと天魔王はいつの間にこんなに二人で息を合わせて殺戮の限りをつくしていたの?
ということ。
文字にすると恐ろしいですね。
そう、無界の里の場面にて。
若干見切れることから、こと切れている確認をする蘭兵衛さんは見えませんでしたが代わりに。
天魔王と蘭兵衛がふとした場面でお互いを見て目を合わせ、それぞれの姿と息を合わせて刀を振るう。
容赦なく命を絶ちながら、時々恐ろしい笑みで意思を確認しあう。
そこははっきりと観ました。見てしまいました。

驚きました。前回まで全く気付かなかった。
里の穏やかな日常の姿を心に刻み見つめつつ城に向かった彼のこの変わり様…
捨之介を斬ったその時に自らの蘭兵衛としての心も切り捨てた、そういうことだったのかなぁ。
「おまえにはわからんよ。」
そう言いながら斬り続けた姿はそういうことだったのかなぁ。

もうそのあとはただただ辛くて。

容赦なく命を絶つ剣であることは初めから変わらないんだけれど、にしても、やっぱり。
なんで?どうして?
どうしてここまで躊躇なく容赦なく刀を振るえる?
天魔王の存在と言葉は蘭兵衛さんにとってそこまで心を掴まれるものだったのか?

ここがねぇ、、どーにも…どうしても最後まで納得できませんでした。
彼が彼自身の意思を持って行動したのだろうと言うことは今は確信できているのですが。

「来い、太夫」の場面は初めてきっちりその表情をみて。
彼の彼なりの譲れない意地、だな、と改めて確認し。
単純に優しくはない。
極楽太夫に向けるその笑顔は覚悟を決めた男の潔さと狡さ、かな。
キツイものというのが…私の印象です。
ううう。。苦しい…。

そこでの天魔王の表情(たしかに泣き顔)には、案外てんまおさんの方がこの一瞬だけは単純に辛そうだな、とも思い、
でもその続きがアレだからなぁ。
とことん捨之介がだいっきらい、ってことかしらん?てんまおさんは。


そんなこんなで、、
このラスト花髑髏観劇は、とにかくらんべさんの刀と背中に泣かされて終わりました。
未だにそのまんま心の中には「一瞬の風景」が残っています。

原作本の蘭兵衛さんとも違う。
ワカともアオとも全く違う。
花蘭兵衛は、なにか人として深く深く掘り下げられて、一筋縄では行かなくて、
でも武士の心だけは頑なに…頑固に不器用に持っていて捨てられないことはわかって、、
なんていうか私の観た蘭兵衛さんたちのなかで一番生々しく、迷い苦しみながら生きている、そんな人、だったように思います。
(それにしてもこういう役は、ほんっと嫌になるくらい似合う彼です、、ね←力いっぱい讃えております)観ているこちらは辛すぎますけど。

初めは殺陣が見られたらそれでいいかな?彼岸花のらんべさんが美しいし、うん楽しめればよいよね?
そういう作品なんだよね?なんて思って見ていた「髑髏城の七人season花」
長い期間を見ることで、そして友人さんたちからの助けももらえたことで、ここまで私の中で印象が変わってきました。
4日がラストを「ま、いいや。それでも5回もみられるんだから贅沢だもんね」と思っていた始めの頃がまるで逆。
「足りない足りない!なんで4日がラスト?その先も変わるに違いないのになんで豊洲に行かれない~!!」

今はそう思いながら、この後を見届けられる方々の感想やらつぶやきを追っています。
ほぼ3ヶ月の公演って初めての経験でしたがこういうことなんですね。
劇団新感線のスケールの大きな作品に感謝。

そしてラスト7公演(だったかな?あ、もう6公演かな?)
最後の最後まで何事もなくキャストスタッフすべての方々が無事に駆け抜けられることを祈っています。
(兵庫さんの声は戻ってくるかしら…)

んで。
映像に残してください、ね?ライブビューイングあったんだし、ね?
残りますよね?手元に、、置けますよね???
激しく希望しております!

※ほかの方々&全体のお話なんぞは日を改めてまた記録として書いてみたいと思ってます。
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10:26 ***劇団新感線「髑髏城の7人」 2017.3~6月 | コメント(0) | トラックバック(0)
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