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そしてアフタートーク(13日、前楽のあとに)

2013/10/15
舞台が終わったあと。
10分ほど休憩を入れて続いてアフタートーク、とのアナウンス。

さて。どうなるかな?と席に座ったまま(正直言うと立てなかったー。何度見ても体力というか精神力を多大に使いますね。この作品)ぼんやりと待っていました。



さて。
時間になって登壇したのは白井さんと山本さん。それに司会の方(お名前を聞き取れませんでした)
山本さんは衣装のまま。
でもそれが正解のような感じ。
まとう雰囲気がどことなくヴォイツェク?って思ってしまうのは、こちらが全然抜けられないでいるせいでもあるでしょうけれど、白井さんと二人着席されても、2Fの私からは何となくまだヴォイツェクの世界にいるままのような、そんな空気が感じられてました。



そして。
トークの内容は・・・これが本当に覚えられなかった。。のです。
とても良い内容のアフタートークだったのに。。
なんだかやっぱりこの舞台は観た後ちょっと自分の心が彷徨っている時間が長くてなかなか切り替えられないから、かなあ。

日頃の記憶力の10倍くらい覚えが悪かった気がする…(涙)


ということで、
以下、大変申し訳ないですがレポートになってません。
加えてこのままUPしますがいいのかなあ、、状態のいつもの倍くらいの読みづらさです。。
本当にごめんなさい。

私の記録として。。残します。


耕史さん。
今回の作品は2時間15分を休みなしでヴォイツェクを自分の中に入れ込んで生きなければならないため、舞台を終えて楽屋に戻ってもまだ、どこか現実に戻れない感覚がある。
ヴォイツェクを演じるためにはより深くヴォイツェクを生きないと舞台がなりたたない。
稽古中、何度も白井さんによって出来上がったものをそぎ落とされて、こうだな、と思うとまたそぎ落とされて・・・。
その繰り返しの中で、いつもならば、舞台上に「こう立つ」と確定させて役を存在させるのに、
今回はそうするとそぎ落とされてしまうから、幕が開いた後「こんな状態で立っていいのだろうか?」と思うほど、状態が不安定だった。
不安定な状態で舞台上できちんと存在しなければならない
ということ。こんなことは今までなくて、それがとても難しくて、落とし込んできた自分の中のヴォイツェクを更に深くまで落とさないと、、入れ込まないと存在できない。舞台が成り立たない、そういう状態で毎日舞台に立っている。

その不安定さがこちらにも伝わって来て、だからこそ、あの初日の衝撃があったんだな、と今になって改めて思います。本当に、いままで見たことのない姿がそこにあった。その理由。
思いがけず耕史さんの言葉で聞くことができました。

白井さんは毎日舞台を観ていて、その都度少しずつ演出が変わってきている。
今日(前楽)も終わったあと、「耕史くんとマイコさんに二人が向かい合い視線を合わすとき、同じ空間にいるとき、お互いがお互いをどう思っているのか、そこを大切にしよう」と話した、とのこと。
まだまだ完成形ではなく変化している作品とのこと

確かに今回の少ない観劇の中で、「おや?」と思う「間」の変化、役者さんたちの表現の変化を感じることがありました。演劇ってこういうものなんだな~なんてのんきに眺めていたけれど、命懸けの作業ですね。。よく考えたら。

11年ぶりの演出家と役者としてのお仕事。お互いを久々にみてどう思ったか?という質問には。

耕史さんは、「白井さんはもともと凄い人だったから今回もそのまま凄いと、、。白井すごくなったな~なんて思いませんよ~(笑)」あ、すこぉしコージくんになってきたかな?な砕けた雰囲気がチラリ。
白井さんからは、「耕史が(とこの場所は呼び捨てたような記憶があるんですけど、、違うとこだったかなあ。へぇ、白井さん呼び捨てでよぶんだ~って妙に印象に残ってます)17歳で舞台に立った時からすでに舞台の熟練度はすごくて、また舞台に対する真摯な態度もきちんとあった。それが今回久々に一緒に仕事をして全く変わっていないな、いやそれ以上に更に託せる。。任せられる人間になっているな、と思った」

白井さんがヴォイツェクをやろうと考え出したのは2.3年前から。
オペラやミュージカルでも上演されているけれど音楽劇で。そして作るならば山本耕史で、というのは始めから頭の中にあった。彼の演技はそれまでも時々観ていて、映像など「彼はこれで満足しているのだろうか」と感じるところもあった。だから今回こういう機会に恵まれて…

とにかく、これはもう周知の事実でしたが、作るならば音楽劇で歌わせるのは山本耕史、と決めていたというのが、すごく嬉しい。
シアガでも「もっと負荷をかけて演じさせたい」とおっしゃっていたけれど、本当に最大で最良の負荷をかけて今まで見せてこなかった(隠されていた)山本耕史の中の引き出しを開けてくださったように思う。

音楽に関しては。
三宅さんとの音作りは本当に大変だったとのこと。三宅さんはパリ在住。時差が8時間あるんですよね~と白井さん。この辺は笑い狙いもあったでしょうが、とにかく白井さんの思いを伝えて三宅さんが音を作って送ってくる、その過程は濃厚でとても深いものがあるんだろうなあ、ということを感じます。(当然ですけど)
そして出来上がった音楽。

山本さんは今まで一回も歌をきちんと歌えたと思っていないとのこと。もちろん観てもらうレベルは超えていますけれど、と。
今回の歌は本当に難しくて普段ならば半音をぶつけることはよくあるけれど1音をぶつけるということはなかなかない。つい数日前にも音がわからなくなってベースの人に弾いてもらって確認した。。

まさか、山本さんの口からこんな言葉が出てくるとは思ってなかったのですごく驚いた。
聴いている(観ている)側は微塵もそんなことは感じていません。というか今回の歌は本当にヴォイツェクそのもので毎回ひきこまれて考えさせられてヘトヘトになるのに、、ご本人はまだまだ満足する域に達せていないということ。


こんなところでしょうか。


あ、もう一つ。
ミュージカルと音楽劇の違い。

コージくん(ここはこの人がいたな~/w)は
「僕、今回はっきり違う場所を見つけました」と宣言し。
「ミュージカルは一曲歌うごとに拍手がある。でも音楽劇には拍手はない!」
…え?
「何しろ歌い終わったらスタスタ僕出て行っちゃいますし~」
…はい?

もうもう。。苦笑。あまりに意表をついた発言にわたくし別の意味でビックリ!
え?そーなの?そういうものなの?いやでも。。リンダリンダも確か音楽劇…???とか思っていたら
白井さんが苦笑しつつ
「ミュージカルは物語の流れの中で歌う。もともとほぼ歌ばかりのオペラから変化して生まれてきたものだから。対して音楽劇はアンチオペラ。オペラから脱却しようと作り始められたものだから歌と物語は明確に分かれる。昔は歌うときはタイトルがステージ上に表示されたんだよ」
と話してくださいました。
その後ふたりで音楽劇についてちょっとキワドイ発言に流れていきそうになったところをMCさんが上手に遮って下さり(笑)、
「じゃ、今度またそういう音楽劇やろうか。」と白井さんが耕史くんにふり、「是非!」と二人が舞台上で約束したところでこの話は収束。

MCさんの進め方、上手かった!


うーん。。。
これ、UPしていいものか?と思うくらいまとまらないしスカスカですね。。
なんだか壇上の二人の言葉を聞き気持ちが浮揚して、、その嬉しさで肝心の言葉を忘れていってしまったのかもしれない。。(爆)
そして舞台を見たあとだからアフタートークだけれど、なんだか今回は作品観終わったあとすぐのトークは聞くこちら側としては、、ちょっと大変だった気分です。
なにしろ抜けきれていないし。。頭の中は今見た世界で一杯になってしまっているので。。


えーっと。
まとめると。


役からすぐに抜けられない山本耕史さん、それをご本人も口にしたことに驚き、また、
歌もまだ満足できないでいるということもご本人の口から聞いたことに驚いた…そんなアフタートークでありました。

深く深く役を身体の中に染み込ませて。
大阪公演は更にまた、変わった姿を観せてくださるんでしょうね。
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21:52 ***音楽劇「ヴォイツェク」 2013 | コメント(0) | トラックバック(0)
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