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三谷幸喜のありふれた生活 652 (朝日新聞13.5.16.夕刊)

2013/05/17
「病床からのユーモア」


おのれナポレオンの記事はいつ書いてくれるかな~?
なんて、気楽に待てたあの頃が懐かしい。。

なんて、ね。

でも。


なんていうかとても胸に来る今回のエッセイでした。
@私にとって。



ということで。
ご自分で手にされてから、という方はここまでで。

以下、中身にガッツリ触れます。
ネタバレ注意、です。





タイトルからわかる。
今回は天海祐希さんの関する記事。
そして、おのれナポレオンを観た、観る予定だった、天海さんを心配していた、、、
たくさんの人へ向けての、三谷さん流の報告。

降板というこれ以上ない苦しい悔しい選択をした天海さん。
どんなにか悔しかっただろうことを思いやり、同時に天海さん流のユーモアを紹介する形で、
いつも以上に三谷さんの文章がとてもやさしい。

幸い安静第一ではあるけれど、病状がそれほど深刻ではないと判明したので、誰よりも現場を心配しているであろう彼女に三谷さんはメールで近況報告をしていたとのこと。
そこに返信は必要なかったけれど、律儀な彼女はたまに返信メールを送ってくれた。
その文面には申し訳なさと悔しさがにじみ出て、けれどもこんな辛い状況だというのに、随所に彼女らしいユーモアが見られ、メールを読みながら笑い、そして感動したと。

天海さんの精神力と思いやり。
なんて強靭なやさしさ、だろうと思います。

そこで文章は舞台上に移る。
ナポレオンがアルヴィーヌにむかって「でかい!」と怒鳴る場面。
天海@アルヴィーヌは「自分が小さいくせに」とモントロンに向かって愚痴っぽく言う笑いどころだけれど。
これは元は台本にはなく、稽古場から生まれたセリフとのこと。
この場面のリズムを野田さんはどうしても宮沢@アルヴィーヌでも崩したくなかった。
身体に染み込んだリズムは、その同じタイミングで何か言わないと気持ち悪いので。

そうそう。それは観ている側もそうです。(とくに何度もだと/^^;)
だから、てっきり三谷さんが差し替えるセリフと受け方を考えたのかと思ったら、野田さんが悩んで「谷間」にしたと(笑)
で、りえさんの受けるセリフはなくして、山本@モントロンが視線と共に「確かに凄いな」と受けることに(笑)。
ここ、うまく差し替えたな~って思ってしっかり楽しんで笑ってきましたけれど、
ギリギリの稽古場で全員で頭をひねって染み付いたリズムから新しいものに置き換えていく、
そんな「作業」の一旦を覗かせていただいた気がします。凄いことです。。

これを悩んで作り上げるのはつまらないことなんかじゃない、です。
だって。それでもどこかで「でかい!」「小さいのよねっ」が浮かんだもの。
目の前で違う二人の状況が進んでいるのにも関わらず。

この件を天海さんに報告した三谷さん。
受け取った天海さんからの返信には

私だって胸はあるんです
「他の部分が大きいので、そこが強調されないだけなんです!」

ふふふ。笑いました。
天海さん。文章読んであははは~~って笑いました。

で、泣けてきました。
なんかねぇ。なんだろうねぇ。
わからんっ。ほんっとわかんないんだけど、泣けました。



締めの三谷さんの文章。

 皆さん、ご安心ください。天海祐希さんは元気です。



もちろん退院されたことも、あとおいででた天海さんのメッセージも新聞とかネット記事で読みましたけれど、
あったかい。本当に安心できる天海さん近況報告。
やっと本当に安心してほっとできた気がします。

あとは焦らず回復されて、いつかまた、三谷さんとタッグを組んでくださること。
(そしてできればそこには、今回のチームナポレオンのみんながいること)

片隅の一ファンは、、そんなことを深夜に思っております。

  今回の新聞はおのナポでスクラップ!
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00:00 ***おのれナポレオン 2013 | コメント(0) | トラックバック(0)
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