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ロックオペラ モーツァルト インディゴバージョン感想

2013/02/19
インディゴバージョン。。です。

これもまた、ネタバレあり、です。


といっても流れはルージュもインディゴも全く同じ。
セリフだって楽曲だって全く同じ。


だから、ネタバレ云々は。。もう、いいよ、ね?



まとまらないのは、ルージュと一緒!(爆)




インディゴバージョン

これは、9日プレビュー、14日ソワレ、17日ソワレの3回の観劇。17日マチネに当日券突撃すればよかった…は後の祭り。後悔先に立たず。そして分相応。(前日ルージュソワレ突撃しちゃってるから)

モーツァルトを山本耕史さん、サリエリを中川晃教さんが演じます。
他の方々は一緒。
他の展開も全く同じ。

するりっとモーツァルトとサリエリの中の人だけがチェンジする。


思い返してみると改めて。すごいこと、、やっちゃったんだなあと思います。


これは実際に演じたお二人もですが、相対する周りの人たちにとっても物凄く大変ですよね。
だって別物なんだもの。
ひとつの舞台を作る期間で二つの舞台を作っちゃわないといけないんだもの。

すごい、、よ。ホントに。


山本モーツァルトは最初から結構大人です。
なんていうか、きちんと貴族としてのマナーを知った上でハチャメチャもやる。そんな感じ。
感情で動くというよりは、動かざるを得ないから動く、というか。
そして。

今更なんですけれど。

人間です。
いわゆる世間一般の天才モーツァルトではなく、普通に時代を生きたひとりの人。
だから。

少し、いやかなり。モーツァルト像としては珍しいパターンなんだろうと思う。

私は絶えずそこに、毎日モーツァルトの手紙を見ていました。
あの生のモーツァルトの声に触れたからこそ、あの1年間をモーツァルトと共にいたからこそ描かれる山本モーツァルト。毎モのモーツァルトが実際に目の前に現れてくれたような?

それでもとても明るくて素直で可愛らしいのは変わらない。
なんか、がっつり男前なんですけど(え?)でもね、少年なんですね。可愛いの。始めの頃の彼。

気持ちを歌うとき、特に山本モーツァルトは元気です。
よく動く。
身体全体動かしながら楽しく歌い、その場面場面のモーツァルトの表情を表して。
掴む空間が大きいというのかなあ。
特に後半。またまた運命さんチームとモーツァルトとして絡む時の空間の大きさ。。

うーん。山本耕史の真骨頂だわ!と目を奪われ…というのは置いておいて…

周りの人へのアプローチも。

例えばコンスタンツェ。
初対面の時、アッキーモーとコンスは割とツンツンしているのに対し、
山本モーは笑顔を向ける。ピアノに座るコンスのそばにすっと寄っていって(これがまた優雅)笑顔を向けて少し鍵盤をたたいてみたりして。
そこにお姉さま登場!で一気にモーツァルトの気持ちはそちらに行ってしまうのだけれど、
だからなんていうか。コンスタンツェがモーツァルトに惹かれる瞬間がよくわかる。
お姉ちゃんと対抗意識燃やして嫉妬心燃え上がらせるのもよくわかる。

また。
今回の舞台は物語は流れというよりもスポットで進むからある意味途切れとぎれ。
でもその途切れる場面をふわっとなんというか、、上手に自分の動きでつなげてしまうんですね。
山本モーツァルトは。
そんなところを実は楽日に目の当たりにしたのです。
ただ、それがどこだったっけ?いや一箇所だけでなく、、って思うとあやふや。

ただ確実に。
ふわっと次の場面に進んだ彼の中には確実に時間が経過していた。
違う、と思ったの、でした。

そんなこんなで。
ルージュで枠を作るのがサリエリならば、
インディゴで枠を外れないのがモーツァルト、ということも言えそうな。

元々は、額縁であるのはサリエリだったようなんですが。
で、逆転しちゃってもそれがインディゴではきっちり成り立っていておかしくないし、むしろ良い。


それを見るアッキーサリエリは、これはまた激しくストレートに嫉妬心露わ。
なんというか燃え上がってる。
これが同じサリエリ?同じセリフ?というほどにニュアンスは異なり、一直線。
激情に駆られるアッキーサリエリはそれを隠すこともなく。

だからラスト。
舞台袖に一人立つときのアッキーサリエリは、天才モーツァルトを亡くした現実に打ちのめされてとても悲しそうだった。


で、その姿を目の端に捉えつつ、天に召される山本モーツァルトを見つめ続けたわけですが。
やっぱり。

階段を登る彼の後ろ姿は…ジーザスを重ねていたなあ。
どうしてもなぜかなんでだろう?
あの背中は、、ジーザス。
光を一身に受けて父や母の元に帰る彼の後ろ姿。。

本来ならば死を悼むべきなのだろうけれど、
なぜかとても暖かい気持ちが心の中に広がって終わるモーツァルトの物語。
そんなエンディング。

とても美しくて光溢れて…、救い?
やっと現世の苦しみから救い出されて暖かい家族のもとに帰っていく、、
彼の幸せで暖かいラスト。

モーツァルトが言ってますね。
別れは終わりではない。始まりだ、と。サリエリに。

それがきっと光であり暖かさであり。


そんなインディゴバージョン。
最初の違和感は後半どんどんクリアーになり、公演最終日が最高に素敵でした。
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23:45 ***ロックオペラ モーツァルト 2013 | コメント(0) | トラックバック(0)
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